試験報告

フルボ酸エキス※1にウイルス不活化作用があることを確認しました。




■滅菌水処理群(陰性対照)
■フルボ酸エキス※1処理群
各反応時間において陰性対照「滅菌水処理群」のウイルス力価を100%とした相対値に換算。
フルボ酸エキス※1はA型インフルエンザウイルス(IFV)、ジカウイルス(ZIKV)、単純ヘルペスウイルス(HSV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染力を低減させることが確認されました。
研究体制
株式会社AVSS・日本フミン化学株式会社
試験方法
フルボ酸エキス※1と各ウイルス(HSV、HIV、IFV、ZIKV)を等量で混合し、室温下(25℃)で0、10、30分間静置し反応させた。反応後のウイルス感染力価をTCID50アッセイにより算定した。また、各ウイルスを「滅菌水」で処理した陰性対照群を設定し比較した。
結果
◎インフルエンザウイルス・ジカウイルス
極めて強い不活化作用を示し、ウイルスと混合直後であっても99%以上の不活化が確認された。
◎インフルエンザウイルス
タミフル耐性株に対しても不活化作用を示し、薬剤耐性株への有効性が示唆された。
◎単純ヘルペスウイルス・ヒト免疫不全ウイルス
30分間反応させることで感染力価は10分の1に低減した。
※1 「フルボ酸エキス」とは天然土壌から阿蘇の伏流水を使用して抽出した、エキスです。
エキス中には、フルボ酸、酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを含みます。