フルボ酸
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試験報告

フルボ酸エキス※1が活性酸素を除去することを確認しました。

フルボ酸

Trolox

対数
(フルボ酸)
・・・・・・・・・

対数
(Trolox)
・・・・・・・・・


【試験結果】フムスエキスに含まれるフルボ酸による活性酸素消去能(ラジカル消去能)

フルボ酸エキス※1に含まれるフルボ酸やビタミンは各種の活性酸素を消去する作用があると認められました。
活性酸素は人体に過剰に存在すると細胞の損傷や老化の原因となります。

研究体制

千葉工業大学・日本フミン化学株式会社

試験方法

ESR装置を用いたスピントラップ法によりフムスエキスに含まれるフルボ酸の活性酸素消去能を測定しました。
測定は、フルボ酸を0.1Mリン酸緩衝液に溶解させ、活性酸素のひとつであるスーパーオキシドアニオンラジカル(スーパーオキシド:O2•-)の発生は、ヒポキサンチンとキサンチンオキシダーゼ、活性酸素のひとつであるヒドロキシラジカル(HO•)の発生は、過酸化水素および硫化鉄により行い、活性酸素を捕捉するスピントラップ剤としてDMPOを用いました。これらの溶液を混合し、ESR装置によりシグナル強度を測定することにより、活性酸素(ラジカル)消去能を算出しました。
また、活性酸素消去能を評価する標準物質としてTrolox(水溶性ビタミンE誘導体)を用いました。

結果

フルボ酸の濃度の増加に伴い、ラジカル消去率(活性酸素消去能)の増加が見られ、フルボ酸は、活性酸素(スーパーオキシド:O2•-,ヒドロキシラジカル:HO•)を消去する作用のあることが確認されました。また、フルボ酸は、スーパーオキシドに対しては水溶性ビタミンE誘導体であるTroloxよりも高い消去能を示しました。

※1 「フルボ酸エキス」とは「天然土壌から阿蘇の伏流水を使用して抽出した、フルボ酸を含有した液体(特許製法)」という意味です。